佐原城は、衣笠を拠点としていた三浦氏の第4代目・三浦大介義明の末子、佐原十郎義連の居城であった。
自然の地形を上手に利用して築城されており、怒田城とともに衣笠城の当面を固めていた。
城主の佐原十郎義連(よしつら)は、弓箭(きゅうせん)練達の士として知られている。
源頼朝の寝所の護衛や源平合戦では、源義経に従い、一ノ谷の戦い(1183)の「鵯(ひよどり)越の逆落とし」で真っ先に駆け下りた武勇が「平家物語」に描かれている。
佐原十郎義連城跡碑は、明治26年(1893)佐原の里民が建立した。
近年、この丘の上で、弥生時代の住居跡などの遺跡も発見されている。
インフォメーション
ジャンル | 史跡 |
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住所 | 横須賀市佐原3丁目 |
アクセス | 京急バス「佐原橋」下車、徒歩約6分 |
駐車場 | なし |